ドリームプラネットのお仕事徒然草

ドリームプラネット・クールジャパン事業部。アニメやゲームに関連した文化を輸出する仕事。海外展開のちょっとした悩み、あったらいいなをお届けします。

中国のレンタルサイクルが変わるかもしれない?

中国で勢いがある自転車のシェアリングサービス。 と言うか、レンタルサービス。 どこでもスマホで借りられて、どこに置いても良い。とても便利なシステム。

こんな記事を見つけたので貼っておきますね。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-03/OX8O3S6K50Y101

本文を一部引用。

モバイクはテンセント・ホールディングス(騰訊)、Ofoはアリババ・グループ・ホールディングがそれぞれ支援しているが、テンセントとアリババはこれまでも競合する新興企業に出資し、その後に配車アプリ滴滴出行のような統合を通じて業界のリーダーを誕生させてきた実績がある。<<

スマホで解錠する際のシステムまで掘り下げると「微信(WeChat) vs 支付宝(アリペイ)」と言う綱引きが見えてきます。 それぞれが合弁事業として合意した場合、こちらの綱引きの勝敗も見えて来そうです。 レンタルサイクルとしては、モバイクもOfoもそれぞれ提供理念が違っていたので、サービス内容も違っていました。 しかし中国にいる友人の話では、最近はユーザーからの要望で似たようなものに寄ってきているそうです。 f:id:dreamplanet:20171009220953j:plain

ところでもし合弁した場合、この自転車の規格は統一されるのでしょうか?

この際、独占禁止法ってどうなってるの?って言う問題は置いておきます。 中国においてはそんなの関係ないです。多分。 市場を独占できた段階で値上げまたは課金というのが中国企業の狙いである部分は昔からあり、 多くのシェアアプリがその形態で大きくなってきました。 ウーバーイーツに似た配達システムアプリも、安い人件費と有り余る人手を元に、まずは「配達無料」から始まりました。 その後、利用者が増えて他のサービスを制したタイミングで「1利用毎に5元の課金」が発生したりしています。 この話は長くなるので一旦切りますが、シェア系のサービスは日本よりも格段に多い人材を安く利用できる面に支えられているのではないかとも思っています。 f:id:dreamplanet:20171009221936j:plain

話を戻して、現在かなりの数の自転車がレンタル(もしくはシェア)サイクルとして街中に大量に並んでいます。 例えば統合後に両方のサービスを継続しつつ車両を入れ替えていくのでしょうか? それとも新車両を手土産にHD化した統合企業が上場するのでは、なんて話も出て来ています。 中国はEVに力を入れているのであり得る話のような気もしています。

このレンタルサイクルサービスを利用した新しい広告の展開もあるようです。 中国ではオンラインゲームが今も勢いがあります。オンラインゲームとレンタルサービスの連動なども、今後出てくると言う噂を耳にしました。 果たして、日本の聖地巡礼のような、ツーリズムにどこまでフィットさせて来るのか、それとも思いもよらないようなサービスを出してくるのか。 ちょっとワクワクしています。